CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.45
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♪♪ CHOKO-CHOKO
~本の森からお手紙を~ ♪♪ No.45 2010.3.2
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皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…
先日、朝の出勤時に
懐かしい囀りが聞えてきました。
遥かな頭上から。
青空を背にした、小さく黒い羽ばたきから。
今迄、すっかり忘れていた、愛らしい声。
ヒバリの囀り。
……もうすぐ、春なんですね☆
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★・・・今日のお届けもの・・・★
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今日お届けするのは、2月16日以後の新刊です。
☆『魚を水に入れましょう』(P.D.イーストマン 画/すずき出版)
“英語を楽しむバイリンガル絵本”シリーズの1冊です。
このシリーズは、英語初級者向けBeginner Books(R)シリーズから
5冊を選んで日本語を併記したもの。
☆『聞き方の技術』(山田一成 著/日本経済新聞出版社)
調査票の作成を、具体的な事例と共に解説したもの。
☆『ドキドキしちゃう』(小学館クリエイティブ)
岡本太郎が遺した「書」に彼の言葉を添えたもの。
これは字なのでしょうか。それとも絵なのでしょうか。
☆『ウルトライスモ』(坂田幸子 著/国書刊行会)
スペインの前衛文学運動、ウルトライスモ。
あまり知られていない、20世紀初頭の文学運動についての本です。
☆『農業普及指導論』(藤田康樹 著/東京農業大学出版会)
農業普及の現場で役立つ実践書。
☆『視覚科学』(横澤一彦 著/勁草書房)
あまり日本では紹介されてこなかった
視覚の高次過程を重点的に紹介しているもの。
☆『まよけの民俗誌』(斎藤たま 著/論創社)
斎藤たまが集めた各地の魔よけ風習の記録。
まだ新刊が出るんですね!
☆『昆虫食古今東西』(三橋淳 著/工業調査会)
各国の昆虫食の歴史や調理法をコンパクトに纏めたもの。
☆『京大坂の文人 続々々』(管宗次 著/和泉書院)
もう4作目になりますね。
残念ながら第1巻(上方文庫11)は品切れになっています。
幕末から明治にかけて活躍していた文人の姿を取り上げたもの。
☆『中世の幽霊』(ジャン・クロード・シュミット 著/みすず書房)
死者の記憶か、忘却か。どこから、どんな姿で訪れるのか。
中世における幽霊の歴史とは。
☆『摸擬と新製』(前坊洋 著/慶応義塾大学出版会)
“アカルチュレーションの明治日本”とは副題ですが…
アカルチュレーションなんて言葉は
文化人類学でも知らなければ分からないですよね。
異文化の模擬から、新たな姿への変化を追ったもの。
☆『王国と栄光』(ジョルジョ・アガンベン 著/青土社)
権力による統治と、栄光の意義。
アガンベンによる政治哲学論です。
☆『眼の神殿』(北澤憲昭 著/ブリュッケ)
1990年度芸術・文学部門のサントリー学芸賞を
受賞したものの復刊ですね。
明治期の美術について綴ったもの。
当時の論評が
こちら → http://www.suntory.co.jp/sfnd/gakugei/gei_bun0032.html
☆『廷臣詩人サー・フィリップ・シドニー』
(キャサリン・ダンカン・ジョーンズ 著/九州大学出版会)
豊富な一次資料から読み解く、フィリップ・シドニーの実像とは。
☆『ミクロコスモス』(平井浩 編集/月曜社)
シリーズ「古典転生」の第2回配本で
別巻1に当たる第1集です。(ややこしいですが(苦笑))
15-18世紀の精神史に関する研究・学術誌。
詳細は
こちら → http://urag.exblog.jp/10022875/
と
こちら → http://d.hatena.ne.jp/microcosmos2010/
にあります。
☆『「死の舞踏」への旅』(小池寿子 著/中央公論新社)
版元のHPを読む限り、1年かけて行った
新たな旅の模様を書き綴ったもののようです。
☆『スターリン』(サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ 著/白水社)
副題は“青春と革命の時代”です。
1月に出た『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち 上・下』の続刊。
☆『機械仕掛けの歌姫』(フェリシア・ミラー・フランク 著/東洋書林)
女性と人造とその「声」と。
ヴェルヌの『カルパチアの城』やホフマンの『砂男』などが
取り上げられています。
☆『老いの心と臨床』(竹中星郎 著/みすず書房)
老年期の精神的問題に踏み込んだもの。1983年刊の復刊です。
☆『歪み真珠』(山尾悠子 著/国書刊行会)
『ラピスラズリ』の著者による、最新短篇集。
☆『フーコー』(ポール・ヴェーヌ 著/筑摩書房)
友人である歴史学者による、遺されたフーコーの著作の分析。
そこから見えてくるもの。
“現代思想の稀有なドキュメント”とは、HPにある言葉。
☆『ローマが風景になったとき』(小針由紀隆 著/春秋社)
西洋各地に広まった油彩スケッチから、印象派へ。
風景画が戸外の芸術になったいきさつとは。
☆『ユイスマンスとオカルティズム』(大野英士 著/新評論)
ユイスマンスの作品と人生に迫る1冊です。
☆『龍となれ雲自ずと来る』(武者小路実篤 画/清流出版)
単行本未収録の作品を中心とした、実篤の画と画讃を掲載したもの。
☆『神話論理 4ー2 裸の人 2』
(クロード・レヴィ=ストロース 著/みすず書房)
…漸く、といった感じでしょうか。最終巻です。
☆『声と文字』(大黒俊二 著/岩波書店)
声から文字へ。その歴史を俯瞰したもの。
☆『奴隷制を生きた男たち』(ジェームズ・ウォルヴィン 著/水声社)
奴隷商人、奴隷所有者、奴隷…
3者の人生を、日記や手紙をもとに描き出すドキュメンタリー。
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★・・・気になる1冊・・・★
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『ミクロコスモス』(平井浩 編集/月曜社/2月刊行)
あちらこちらで期待され
紹介もされているので
今更ながらなのですが…
本書は、西洋の近代前史における
「個人」を中心とした思想、哲学を集めたものです。
当時の、とりわけ自然哲学は
「個人」でありながら
その影響は、時代や社会に及ぼし、及ぼされ
決して「個人」に収めることができないものです。
今迄は興味本位で見られることが多かった潮流を
こうして纏められたことは素晴らしい成果です。
近代の西洋的な理解からは外され
消えかけているものも
かつては人々の思想の中心であり
それは社会が求めていたものでもあったことでしょう。
日本において、こうした形で
こうした内容のものが纏められる…
そのことがとても誇らしくなる
そんな1冊です。
前述のリンク以外にも
こちら → http://steenstrup.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11
でも紹介されていますし
編者のサイトも
こちら → http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9866/bh.html
にあります。
よろしければ、ご一読を☆
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★・・・今日のひとこと・・・★
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『明るい部屋』(ロラン・バルト 著/みすず書房)
世界中を駆けめぐって、
今日的問題をとらえることに余念のない、
あの若い写真家たちは、
みな、
自分が「死」の代理人であることを知っていない。
われわれの時代は、
そうしたやり方によって「死」を引き受けるのである。
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拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
本当にありがとうございました。
少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪
それでは…
これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…
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