CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.38
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♪♪ CHOKO-CHOKO
~本の森からお手紙を~ ♪♪ No.38 2009.11.24
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皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…
様々な意見が出ている「事業仕分け」ですが…
教育分野、その中の読書に関しても
厳しい結果になりましたね。
実施されるかどうかは分かりませんが
歳出削減の目的を忘れて
今迄の努力や理念までもを「否定」するような発言は
確かに乱暴な気がします。
「仕分け」といった要・不要論ではなく
それぞれの事業の効率化やスリム化を求めていくには
やはり、議論の時間が足りないのでしょうね。
将来に現れるであろう効果から
仕分けの功績を、誇りと共に振り返ることが出来るように…
「今」に拘らない議論を望みます。
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★・・・今日のお届けもの・・・★
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今日お届けするのは、11月10日以後の新刊です。
☆『アーロン・T・ベック』(マージョリーE.ワイスハー 著/創元社)
アーロン・ベックは認知療法の創始者です。
認知療法の考案、発展を彼の生い立ちと共に描いていくもの。
☆『きのふの東京、けふの東京』(川本三郎 著/平凡社)
…著作が多いので、図書館によってはどれを選ぶのか
厳選しなくてはならない方ですね(笑)
☆『プロティノス「美について」 大文字版』(講談社)
新プラトン主義の祖、プロティノスが語る善とは、美とは。
「大文字版」は、久し振りな気がします。
☆『〈神経心理学コレクション〉失われた空間』(石合純夫 著/医学書院)
脳障害によって、半側の空間が見えなくなる…
見えなくなったことにすら気付かない「半側空間無視」とは。
☆『シチリア歴史紀行』(小森谷慶子 著/白水社)
Uブックスになりましたね☆
複雑なシチリアの歴史を、エピソードや人物で辿る歴史読み物。
☆『江戸の本屋さん』(今田洋三 著/平凡社)
NHKブックスだったものの復刊です。
近世における、出版業界の展開を物語るもの。
☆『トマス・アクィナス「神学大全」』(稲垣良典 著/講談社)
帯にあるように“中世キリスト教思想の最高峰を読み解く”ものです。
☆『大正期の絵本・絵雑誌の研究』(三宅興子 編集/翰林書房)
何といっても、コレクションを全ページ、カラーで
掲載しているのがスゴイですね☆
☆『黒船の行方』(高橋勇二 編著/英宝社)
日米交流を、アメリカ文学の視点から捉えたもの。
☆『メッテルニヒ』(塚本哲也 著/文藝春秋)
ナポレオン後の国際秩序を打ち立てたメッテルニヒの生涯。
☆『パリ人論』(フレデリック・オッフェ 著/未知谷)
アルザス人から見たパリとは?
☆『一箱古本市の歩きかた』(南陀楼綾繁 著/光文社)
随分と拡がってきていますよね☆
気軽で新しい、本との付き合い方です。
☆『他人と暮らす若者たち』(久保田裕之 著/集英社)
日本における若者のルームシェアについての論考です。
☆『ドイツの民衆文化』(下田淳 著/昭和堂)
祭り、生死、信仰、巡礼、居酒屋から見る、ドイツの民衆文化。
広く現代まで含めて述べられているようですね。
☆『男たちの仕事場』(岩切正介 著/法政大学出版局)
17-18世紀ロンドンのコーヒーハウスと、男たちとの関係とは。
その男たちを虜にしたコーヒーハウスへの
女性陣の怒りについても触れているようです。
☆『建設請負契約のリスクと帰責』(笠井修 著/日本評論社)
建設物の「未完成」とは? そのリスクの振り分けは?
そんな、建設請負契約に関して生起する
様々なリスクについての論考です。
☆『配管材料ポケットブック 全面改訂版』(大野光之 編集/工業調査会)
基本的には実務者向けですが
ホームセンターで売られているものも多いですし
1冊はあると便利なものでしょう。
☆『若者と社会変容』(アンディ・ファーロング 著/大月書店)
先進諸国に共通の構造変化がもたらす
若者の社会経験の変化を国際的な視座で捉えたもの。
11月13日には法政大学大学院で
著者アンディ・ファーロング教授による講演会がありましたね。
チラシのPDFが
こちら → http://www.otsukishoten.co.jp/ive/furlong_flyer.pdf
☆『機能性不織布 普及版』(シーエムシー出版)
2004年刊の『機能性不織布の新展開』の改題普及版。
不織布についての総論から、開発、応用までをまとめたもの。
2004年当時から加筆はされていませんが
もともと本体価格65,000円(!)でしたからね…
シーエムシー出版さんのものは、最新技術を取り扱ってくれるので
注目に値する主題も多いのですが、数年後に出る普及版でしか
図書館でも購入は難しいでしょう。
☆『狙われたキツネ 新装版』(ヘルタ・ミュラー 著/三修社)
ヘルタ・ミュラーは今年2009年のノーベル文学賞受賞者。
唯一の邦訳が新装版になりましたね☆
☆『ザ・プロフェット』(カリール・ジブラーン 著/ポプラ社)
ジブラーンの『預言者』ですね。
神谷美恵子の訳が知られていますが、こちらはどうでしょうか。
☆『バラはバラの木に咲く』(坂本公延 著/みすず書房)
花木に託された人の感情は…
目次がいいですね。
“バラの木、桜の木、柳の木、樫の木、月桂樹、いちいの木…”
☆『コーラン』(フランソワ・デロッシュ 著/白水社)
著者は古典文学、古文書の専門家ですね。
本書は、そんな著者がコーランを
文献学的研究にもとづいて解説したもの。
☆『アメリカCEOのベストビジネス書100』
(ジャック・コヴァート 著/講談社)
“デキる人が30歳までに読んでいるビジネス書はこれだ!”
土井英司が書いている帯の言葉です。
☆『虫たちの越冬戦略 新装版』(朝比奈英三 著/北海道大学出版会)
1991年刊の新装版。
様々な虫がどのようにして寒さに耐えるのか
その戦略とメカニズムを記したもの。
「日本産昆虫の耐寒性」表を収録。
☆『韓国演劇史』(徐淵昊 著/朝日出版社)
古代から2005年までの、韓国における演劇の本格的な通史です。
☆『アルベルト・ジャコメッティの椅子』(山口泉 著/芸術新聞社)
“私は世の狂躁に背を向け、1枚の版画を買った……”とはHPの言葉。
そこに描かれていたのは素朴な一脚の椅子。
彼を支える「それ」とは何なのか。
☆『西洋挿絵見聞録』(気谷誠 著/アーツアンドクラフツ)
昨年に亡くなった、美術史家である著者の最後のエッセイ。
西洋の挿絵・製本・蔵書票の様々なエピソードを綴ったもの。
☆『歴史入門』(フェルナン・ブローデル 著/中央公論新社)
ブルーデルが語る、アナール派歴史学の入門書です。
1995年刊の文庫化。
☆『損害保険数理』(T.ミコシュ 著/シュプリンガー・ジャパン)
確率論・統計論を始めとする、保険数学を学ぶための入門書。
☆『日本赤十字社と人道援助』(黒沢文貴 編集/東京大学出版会)
「人道」について、近代日本はどのように受容し、展開したのか。
新たに公開された日赤の原史料をもとに考察するもの。
☆『植物分類表』(大場秀章 著/アボック社)
“47科2619属約10500種類を世界標準の新体系で配列”し
日本で初めて紹介するものだそうです。
Aboc社は、草木のネームプレート作りで知られているところ☆
☆『ドイツのゴシック小説』(亀井伸治 著/彩流社)
ドイツ・ゴシック小説についての本格研究、だそうです。
そう言われると、作品は読んでも
文学論としてはあまり触れられてこなかったかも知れません。
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★・・・気になる1冊・・・★
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『機能性不織布 普及版』(シーエムシー出版/11月発売)
シーエムシー出版さんは1961年の設立。
もう、48年目になるんですね。
それを記念して
この30日まで、毎週発送のDMに
当たり券(笑)が封入されています。
勿論、プレゼントは書籍(と、その割引)。
…まぁ、元の値段が高いですから、毎週1000名に当たる
1割引券でも有り難いのですが…
なにしろ、本書も元は本体価格65,000円!
最新の技術が分かるとは言え
やはり高額ですからねぇ。
それを分かっていながらも、やはり出版物には注目してしまいます。
ファインケミカルを中心にしながら
企業が求める、技術やマーケットを知るには
外せない版元さんですから。
技術屋にとって専門雑誌も不可欠なものですが
それを纏めた冊子もまた、机上にあって欲しいもの。
そこはやはり、「本」が持つ有り難い特性ですよね。
本書は、2004年刊の『機能性不織布の新展開』を改題した
普及版です。
内容に変更はありません。
それでも、十分にまだ新しく使えるものでしょう。
今後もスタンスは変えずにいてもらいたいものですが
今の時勢では難しいことも多いでしょう。
公共の図書館向けに「図書館版」のようなものがあれば
ビジネス支援も言われる今日
需要があるのかも知れません。
いずれにしても、頑張ってもらいたい版元さんの一つです。
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★・・・今日のひとこと・・・★
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『郷土愛の夢』(メーザー 著/京都大学学術出版会)
偉大な印象を与える美しさを、
そのように見えさせるように作用する諸部分が
厳密に観察すると
非常に醜いものであるからといって、
否定する人がいるであろうか。
『郷土愛の夢』第1巻、第16番1767年 より
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拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
本当にありがとうございました。
少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪
それでは…
これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…
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