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2009年12月 9日 (水)

CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.38

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   ♪♪ CHOKO-CHOKO
           ~本の森からお手紙を~ ♪♪  No.38  2009.11.24

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      皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…

    様々な意見が出ている「事業仕分け」ですが…

    教育分野、その中の読書に関しても
    厳しい結果になりましたね。

    実施されるかどうかは分かりませんが
    歳出削減の目的を忘れて
    今迄の努力や理念までもを「否定」するような発言は
    確かに乱暴な気がします。

    「仕分け」といった要・不要論ではなく
    それぞれの事業の効率化やスリム化を求めていくには
    やはり、議論の時間が足りないのでしょうね。

    将来に現れるであろう効果から
    仕分けの功績を、誇りと共に振り返ることが出来るように…

    「今」に拘らない議論を望みます。
    

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 ★・・・今日のお届けもの・・・★

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    今日お届けするのは、11月10日以後の新刊です。

 ☆『アーロン・T・ベック』(マージョリーE.ワイスハー 著/創元社)
    アーロン・ベックは認知療法の創始者です。
    認知療法の考案、発展を彼の生い立ちと共に描いていくもの。

 ☆『きのふの東京、けふの東京』(川本三郎 著/平凡社)
    …著作が多いので、図書館によってはどれを選ぶのか
    厳選しなくてはならない方ですね(笑)

 ☆『プロティノス「美について」 大文字版』(講談社)
    新プラトン主義の祖、プロティノスが語る善とは、美とは。
    「大文字版」は、久し振りな気がします。

 ☆『〈神経心理学コレクション〉失われた空間』(石合純夫 著/医学書院)
    脳障害によって、半側の空間が見えなくなる…
    見えなくなったことにすら気付かない「半側空間無視」とは。

 ☆『シチリア歴史紀行』(小森谷慶子 著/白水社)
    Uブックスになりましたね☆
    複雑なシチリアの歴史を、エピソードや人物で辿る歴史読み物。

 ☆『江戸の本屋さん』(今田洋三 著/平凡社)
    NHKブックスだったものの復刊です。
    近世における、出版業界の展開を物語るもの。

 ☆『トマス・アクィナス「神学大全」』(稲垣良典 著/講談社)
    帯にあるように“中世キリスト教思想の最高峰を読み解く”ものです。

 ☆『大正期の絵本・絵雑誌の研究』(三宅興子 編集/翰林書房)
    何といっても、コレクションを全ページ、カラーで
    掲載しているのがスゴイですね☆

 ☆『黒船の行方』(高橋勇二 編著/英宝社)
    日米交流を、アメリカ文学の視点から捉えたもの。

 ☆『メッテルニヒ』(塚本哲也 著/文藝春秋)
    ナポレオン後の国際秩序を打ち立てたメッテルニヒの生涯。

 ☆『パリ人論』(フレデリック・オッフェ 著/未知谷)
    アルザス人から見たパリとは?

 ☆『一箱古本市の歩きかた』(南陀楼綾繁 著/光文社)
    随分と拡がってきていますよね☆
    気軽で新しい、本との付き合い方です。

 ☆『他人と暮らす若者たち』(久保田裕之 著/集英社)
    日本における若者のルームシェアについての論考です。

 ☆『ドイツの民衆文化』(下田淳 著/昭和堂)
    祭り、生死、信仰、巡礼、居酒屋から見る、ドイツの民衆文化。
    広く現代まで含めて述べられているようですね。

 ☆『男たちの仕事場』(岩切正介 著/法政大学出版局)
    17-18世紀ロンドンのコーヒーハウスと、男たちとの関係とは。
    その男たちを虜にしたコーヒーハウスへの
    女性陣の怒りについても触れているようです。

 ☆『建設請負契約のリスクと帰責』(笠井修 著/日本評論社)
    建設物の「未完成」とは? そのリスクの振り分けは?
    そんな、建設請負契約に関して生起する
    様々なリスクについての論考です。

 ☆『配管材料ポケットブック 全面改訂版』(大野光之 編集/工業調査会)
    基本的には実務者向けですが
    ホームセンターで売られているものも多いですし
    1冊はあると便利なものでしょう。

 ☆『若者と社会変容』(アンディ・ファーロング 著/大月書店)
    先進諸国に共通の構造変化がもたらす
    若者の社会経験の変化を国際的な視座で捉えたもの。
    11月13日には法政大学大学院で
    著者アンディ・ファーロング教授による講演会がありましたね。
    チラシのPDFが
    こちら → http://www.otsukishoten.co.jp/ive/furlong_flyer.pdf

 ☆『機能性不織布 普及版』(シーエムシー出版)
    2004年刊の『機能性不織布の新展開』の改題普及版。
    不織布についての総論から、開発、応用までをまとめたもの。
    2004年当時から加筆はされていませんが
    もともと本体価格65,000円(!)でしたからね…
    シーエムシー出版さんのものは、最新技術を取り扱ってくれるので
    注目に値する主題も多いのですが、数年後に出る普及版でしか
    図書館でも購入は難しいでしょう。

 ☆『狙われたキツネ 新装版』(ヘルタ・ミュラー 著/三修社)
    ヘルタ・ミュラーは今年2009年のノーベル文学賞受賞者。
    唯一の邦訳が新装版になりましたね☆

 ☆『ザ・プロフェット』(カリール・ジブラーン 著/ポプラ社)
    ジブラーンの『預言者』ですね。
    神谷美恵子の訳が知られていますが、こちらはどうでしょうか。

 ☆『バラはバラの木に咲く』(坂本公延 著/みすず書房)
    花木に託された人の感情は…
    目次がいいですね。
    “バラの木、桜の木、柳の木、樫の木、月桂樹、いちいの木…”

 ☆『コーラン』(フランソワ・デロッシュ 著/白水社)
    著者は古典文学、古文書の専門家ですね。
    本書は、そんな著者がコーランを
    文献学的研究にもとづいて解説したもの。

 ☆『アメリカCEOのベストビジネス書100』
   (ジャック・コヴァート 著/講談社)
    “デキる人が30歳までに読んでいるビジネス書はこれだ!”
    土井英司が書いている帯の言葉です。

 ☆『虫たちの越冬戦略 新装版』(朝比奈英三 著/北海道大学出版会)
    1991年刊の新装版。
    様々な虫がどのようにして寒さに耐えるのか
    その戦略とメカニズムを記したもの。
    「日本産昆虫の耐寒性」表を収録。

 ☆『韓国演劇史』(徐淵昊 著/朝日出版社)
    古代から2005年までの、韓国における演劇の本格的な通史です。

 ☆『アルベルト・ジャコメッティの椅子』(山口泉 著/芸術新聞社)
    “私は世の狂躁に背を向け、1枚の版画を買った……”とはHPの言葉。
    そこに描かれていたのは素朴な一脚の椅子。
    彼を支える「それ」とは何なのか。

 ☆『西洋挿絵見聞録』(気谷誠 著/アーツアンドクラフツ)
    昨年に亡くなった、美術史家である著者の最後のエッセイ。
    西洋の挿絵・製本・蔵書票の様々なエピソードを綴ったもの。

 ☆『歴史入門』(フェルナン・ブローデル 著/中央公論新社)
    ブルーデルが語る、アナール派歴史学の入門書です。
    1995年刊の文庫化。

 ☆『損害保険数理』(T.ミコシュ 著/シュプリンガー・ジャパン)
    確率論・統計論を始めとする、保険数学を学ぶための入門書。

 ☆『日本赤十字社と人道援助』(黒沢文貴 編集/東京大学出版会)
    「人道」について、近代日本はどのように受容し、展開したのか。
    新たに公開された日赤の原史料をもとに考察するもの。

 ☆『植物分類表』(大場秀章 著/アボック社)
    “47科2619属約10500種類を世界標準の新体系で配列”し
    日本で初めて紹介するものだそうです。
    Aboc社は、草木のネームプレート作りで知られているところ☆

 ☆『ドイツのゴシック小説』(亀井伸治 著/彩流社)
    ドイツ・ゴシック小説についての本格研究、だそうです。
    そう言われると、作品は読んでも
    文学論としてはあまり触れられてこなかったかも知れません。

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 ★・・・気になる1冊・・・★

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 『機能性不織布 普及版』(シーエムシー出版/11月発売)

    シーエムシー出版さんは1961年の設立。
    もう、48年目になるんですね。

    それを記念して
    この30日まで、毎週発送のDMに
    当たり券(笑)が封入されています。

    勿論、プレゼントは書籍(と、その割引)。

    …まぁ、元の値段が高いですから、毎週1000名に当たる
    1割引券でも有り難いのですが…

    なにしろ、本書も元は本体価格65,000円!
    
    最新の技術が分かるとは言え
    やはり高額ですからねぇ。

    それを分かっていながらも、やはり出版物には注目してしまいます。
    ファインケミカルを中心にしながら
    企業が求める、技術やマーケットを知るには
    外せない版元さんですから。

    技術屋にとって専門雑誌も不可欠なものですが
    それを纏めた冊子もまた、机上にあって欲しいもの。
    そこはやはり、「本」が持つ有り難い特性ですよね。

    本書は、2004年刊の『機能性不織布の新展開』を改題した
    普及版です。
    内容に変更はありません。
    それでも、十分にまだ新しく使えるものでしょう。

    今後もスタンスは変えずにいてもらいたいものですが
    今の時勢では難しいことも多いでしょう。

    公共の図書館向けに「図書館版」のようなものがあれば
    ビジネス支援も言われる今日
    需要があるのかも知れません。

    いずれにしても、頑張ってもらいたい版元さんの一つです。

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 ★・・・今日のひとこと・・・★

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 『郷土愛の夢』(メーザー 著/京都大学学術出版会)
    
   
    偉大な印象を与える美しさを、
    そのように見えさせるように作用する諸部分が
    厳密に観察すると
    非常に醜いものであるからといって、
    否定する人がいるであろうか。

        『郷土愛の夢』第1巻、第16番1767年 より

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    拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
    本当にありがとうございました。

    少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
    何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪

    それでは…

      これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…

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 『CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~』

    ○編集 ・ 発行  チョコちょこ

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